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ちょっとした短い小説の掃き溜め。 CPごとにカテゴリをわけていないので、お目当てのCPがある方はブログ内検索を使ってください。 (※は性描写やグロい表現があるものです。読んでもご自身で責任がとれるという年齢に達している方のみ閲覧下さい。苦情等は一切受け付けませんのであしからず) コメントはご自由にどうぞ。いただけるとやる気が出ます。
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「マジかよ…。」


そう呟いてしまったのは他でもない兄の部屋でヤバめの本を見つけてしまったからだ。それは俗に言うエロ本だとか…そういう類のものだが問題は中身で…。

その本は女体が露になったような本ではなく、同性の…つまり男同士が性行為を営む上での…その方法であるとか体験談だとかが詳しく書かれた本だった。
兄が同性愛者でないことは知っている。女性が淫らに写っているほうのエッチな本も兄は大量にベッドの下に隠し持っているのを俺は知っていた。それはカモフラージュにしては多すぎる量だったし、気に入ったページには折り目がついていた。だからベッドの下ではなく、本棚の奥底に隠されていたこの本に俺は驚きを隠せなかった。

気が狂ったのか、好きな男でもできたのか…。

あ、ちなみに一つ弁明しておくとこの本を発見したのは兄の留守を狙って部屋を漁り弱みを握ってやろうとかそんなつもりは更々なく、宿題をしていてどうしても解けない問題があったので、兄の参考書なり昔のノートなりを借りようと軽い気持ちで部屋に入っりうっかり発見してしまったのである。決して故意でないことを言っておく。


そっちの気のないはずの兄が惚れた男…。

一人だけ心当たりがなくもない。


と、その時俺の思考を遮断するようにうちのチャイムが鳴った。今家にいるのは俺だけだったので玄関にむかう。

「こっこんにちは~!あっ阿部君っ…い、いますか?」


扉を開けると、その心当たりがいた。

「あのさ…うちの家族皆、阿部なんだけど…。俺も阿部だし。俺に用でもあんの?」
「うっうひっ…!えっえっと…あっ阿部君っ…じゃなくって…タッタカヤ君ッいますか?」
「兄ちゃんならいないよ。本屋行くとか言ってたけど。約束とかしてないの?」
「ちっ近くまで来た…だけ…だから…いたら…会えるかなって…」
「……ふ~ん。上がれば?すぐ帰って来ると思うから。」「い、いいの…?」
「いいよ。今俺しかいないから何もお構いできないけどね。」


三橋さんはリビングの床に所在無さげに座った。落ち着かないのかキョロキョロしている。
「はい」

一応客だし麦茶をコップに注いで差し出すと三橋さんは露骨に嬉しそうな顔をした。

「あっありがとう!しゅ…しゅん君は…べべ勉強して…たの?」
テーブルに広がったままの教科書とノートを見て三橋が言った。
「夏休みの宿題。どうしてもわかんねーとこがあってさ。三橋さん…教えてよ」
「おっ俺…?!」
「三橋さん成績悪そうだけど一応兄ちゃんと同じ学校受かったんでしょ?教えてよ、ここ。どうせ今暇でしょ」
「うっ…わ、わかった…ちょっと…待ってて…ね」

三橋さんは数学の問題に取り掛かり始めた。うーん…なんて唸りながら。

ったく本当ニブイ人だ…。 年下の俺に馬鹿にされても気が付いてさえいないし。


兄ちゃんの好きな人はきっとこの人だと俺はぼんやり三橋さんを眺めながら思った。なんかわかる。最近よくうちに来るし。ほっとけないって感じがする。なんていうんだろうか…可愛い?
少なくともませたクラスの女子なんかよりよっぽど守ってあげたくなる感じ。

「ね~……三橋さんって兄ちゃんと付き合ってるんでしょ?」
「ななななななんでっ?!つつつ付き合ってないっよ!」
動揺し過ぎでしょ。顔が一気に真っ赤になっちゃって。面白れ~人だ。見てて飽きない感じ。
俺は一つハッタリをかけてみる。
「嘘。隠さなくてもいいよ。俺全部聞いてるんだから。兄ちゃんから全部。」

「ほ、本当…?」

「うん。ね、兄ちゃんっとエッチして気持ち良かった?」

「………………………う、うん」

耳の裏まで真っ赤にして三橋さんは頷いた。ってか兄ちゃん手出すの早ぇな…。


「なんだやっぱり付き合ってんじゃん。」

「えっ?!?!」

三橋さんはおっきな目を真ん丸にして俺を見た。

「いっ今の……うっう、そ…」
「ハッタリに決ってんじゃん。三橋さん、簡単に人信用しすぎ。兄ちゃんが話すわけないじゃん」

「ひひひど…いよ…」

「ねー…手が止まってるんだけど。早く解いてよ。わかんないの?」

「うぅ……」

三橋さんは今にも泣きそうな顔をしていた。問題に向き直るもわからないのか、騙されたことが悔しいのか…多分どちらともだと思うけど…すぐにポロポロ大粒の涙をこぼし始めた。

やっべー。その顔…すげー可愛いかも…。


「三橋さん、ごめんね。泣かないで。謝るからさ。」

気がついたら俺は三橋さんを抱き締めてこぼれ落ちる涙を舐めていた。



ガシャン




その音は俺と三橋さんの止まっていた時を突然現実世界に引き戻した。

「てんめぇ…しゅん…三橋になんて…ことを…」

その音は帰ってきた兄ちゃんが買ってきた缶ジュースを床に落とした音。青筋をこれでもかと浮き彫りにした兄ちゃんが俺をこれでもかとにらんでいた。まさに般若の形相で。
「あは……は…」





その後俺が兄に半殺しならぬ4分の3殺しほどの目に合わされたのは言うまでもない。



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阿部君とはじめてした時、阿部君はやけに詳しくて昔の男の匂いがした。
俺はオロオロと泣いて痛がることしかできなかったのに、阿部君はやけに落ち着いていて…。はじめてなんだから痛かっただろっていろいろ優しくしてくれた。でも俺はあまり喜ぶことができなかった。きっとあの時の俺の状況を阿部君は過去に味わったことがあるのだと思った。


榛名さん、榛名元希、ハルナモトキ…。

阿部君と中学時代にバッテリーを組んでいた人。

速球の投手…。
俺とは違う…凄い投手。

カッコいい榛名さん…。

俺の憧れの榛名さん…。




榛名さんは阿部君の昔の投手で昔の恋人で………阿部君のたった一人の…ハジメテ…の人…。






「ね、三橋。なんで?」
阿部君が怖い顔して俺の腕を掴んだ。
「なな、なに…が…」
「んなこたいちいち聞かなくてもわかってんだろ。なんでやらせてくんないの?」

阿部君はいつでも直球だ。
はじめての行為を思い出して俺は羞恥心から赤くなってうつむいた。阿部君の顔が見れない…。

「なんでそんなに嫌がんの?はじめてした時は…そりゃ最初は痛いって泣いてたけど…後のほうはお前も気持ち良さそうだったけど?」

「やっだ…その話はしない…で…」

阿部君の力に俺は勝てない。それをわかっていて小さな抵抗を俺は繰り返した。阿部君が怒ることはわかりきったことなのに。

「なんで…二回目は駄目なんだよ。」

阿部君とセックスするのが嫌なんじゃない。

行為の過程で阿部の過去を知るのが嫌だった。

俺のハジメテは阿部君だけど、阿部君のハジメテは俺じゃないんだ、永久に。

阿部君のする行為の中に榛名さんが垣間見えた。なんだか榛名さんから阿部君を借りているような気がした。3年間のレンタル期間が終了したら、阿部君を返さなければいけないような気がした。

阿部君は永遠に俺のものにはならないのだと突き付けられている気がした。

だからしたくなかった。いつまでたっても今更次の行為を拒む俺を阿部君は怪しんだ。


「したくない、んだな。本当に。」
「う、うん…」
「わかった。お前の気持ちはよくわかったよ。」

阿部君はこれみよがしな大きな溜息をついた。

「本当は俺のことなんか好きじゃなかったんだろ。お前のことだ、断れなくてつい頷いちまったんだよな。そのままズルズル最後までやっちまって…もう嫌になったんだろ。だから…」

「阿部君ッ…違ッ…!」

「違くねーよっ!!!」

ガシャンという音。

阿部君が思い切りロッカーを殴ったのだった。ベコリと小さくロッカーが凹んだ。

「…っ…あ…べ…君…ちがっ…」


あああ阿部君が怒って…る…!

怖くて怖くて俺は思い通りに口を動かすことができなかった。

口の中が塩辛くて俺は自分が泣いていることをはじめて知った。


「………ちくしょう。一人で舞い上がってお前にそんな負担かけてたこともわっかんねーで…自分が情けねーよ…。」

阿部君は小さく震えた声で呟いて部室から出て行った。ひょっとすると泣いていたのかもしれない。
阿部君は俺を置き去りにしたまま戻ってこなかった。





阿部くん…俺…阿部くんが…好きっだよっ…

本当は本当は凄く好きっ…なんだっ…誰にも負けないくらい…好き…だから怖い…怖いよ…阿部くん…
阿部くん…がっずっと俺の隣にいて…くれるなんて…信じられっない…んだっ


阿部くん……俺…こういう時…






どう、したら…いいの?


秋頃から栄口は少しずつ、おかしくなった。
なんだかいつも上の空で、物悲しげで、切なそうだった。人知れず溜息をつく彼を、俺だけが知っていた。

栄口を好きな俺だけが知っていた。俺だけがいつも人目を盗んで栄口を見ていたから。栄口はきっと物悲しい恋をしていたんだと思う。なぜなら俺も悲しい恋をしていたから。だから栄口の辛そうな表情を見た時にピンときたのだった。栄口も俺と同じ報われることのない悲しい恋をしている。


冬頃栄口はまた少し変わった。綺麗になった…と思う。アイツといることが多くなって笑顔が増えて…。
栄口は暗いトンネルの闇から抜け出したのだった。俺一人をその場に残して…。


「栄口はさ…」

雪の積もった真っ白なグラウンド。今日は室内でミーティングか筋トレぐらいしかできないだろう。早々と視聴覚室につくと栄口だけが一人頬杖をついて、ぼんやりと窓の外を眺めていた。

ドクンドクンと胸が高鳴って締め付けられるようで痛くて死んでしまいそうだった。


「栄口ってさ…巣山と付き合ってるの?」


答がイエスであることを心の奥底では知っていた。それでも尋ねずにはいられない無粋な自分が嫌だと思った。

「そうだよ」

栄口はこっちを見なかった。未だに降り続く牡丹雪を眺めていた。
静かな栄口の声が俺の胸をえぐる。痛かった。痛くて痛くてたまらなくて…。

「男同士なのに…おかしいだろ…そんなの」

これは俺の本音じゃない。俺の理性だ。そう言い聞かせて俺はずっと我慢してきた。男同士なのにおかしいじゃないか。男の俺を栄口が好きになってくれるはずがないんだ。
体よく言えば俺はその言葉を謳い文句に逃げていたにすぎなかった。自分の想いから。だって怖かった。嫌われるのが怖かった。



「そんなこと水谷には関係ないだろ」


栄口は冷たかった。

神様なぜですか。なぜ俺じゃないのですか。

俺の気持ちは宙に浮いたまま、逃げたまま、傷だらけでのたうち回っている。
誰も教えてくれない。誰も救ってくれない…とどめすら…さしてもらえない…。


「おかしいよ…そんなの…」
セーターをギュッと掴んで俺は最後の抵抗に試みる。

こんなことしたってどうにもならないことはわかっていた。少なくとも栄口が俺に心変わりしてくれるはずがない。

「巣山といるとさ…心の中が満たされるんだ。心の中が温かくって、辛いことも嫌なことも全てどうでも良くなって…忘れら」
「もういいよっ!!!」

大声を出して俺は栄口の話を遮った。

こんな話が聞きたかったんじゃない。こんな結末を望んでなんかない。


どうして……


どこからおかしくなってしまったんだろう…


俺が逃げてばかりいたからいけないの…?


「そんな話聞きたくない…聞きたくないよっ…」

顔を両手で覆う。声が震えた。小雪のように一瞬で消えて死んでいく俺の声…。


「水谷ってさ…俺のこと…好きなんだろ?知ってたよ…ずっと前から…さ」

「さかっ…えぐち…」

「俺、水谷のこと嫌いじゃなかった…好きだったんだ…はじめは…でもさ…水谷はいつも…見てるだけで俺の気持ち…助けてくれなかったね。もう今更な話だけど…」


栄口は振り返ってまっすぐ俺を見た。ゆっくりと口を開く…

「うっ…いやだあああああ」
最後に突き付けられるであろう言葉に恐れて、俺はその場を逃げ出した。

走って走ってがむしゃらに走って…途中で巣山とすれ違った。三橋とすれ違って、花井と阿部とすれ違って…はっきりと顔を見たわけじゃないのに、なんだか皆が俺を嘲笑っている気がした。




よ、わ、む、し





頭の中の栄口が俺にそう囁き続けている。




『好きな人について』
    一年七組 阿部隆也

俺の好きな人は、一年九組の三橋です。俺と三橋は野球部でバッテリーを組んでいます。三橋はすごいビビりで卑屈ですぐにメソメソ泣きます。俺はそんな三橋を見てるとイライラしてつい怒ってしまいます。そんな俺を見て三橋は更に泣きます。俺ははじめは三橋が嫌いなんだと思っていました。打ち解け合うことなどないと思っていました。しかし練習や試合を通して三橋を知るうちに、三橋が凄い努力家であることを知りました。三橋の努力、全て俺が活かしてやりたいと思うようになりました。それに三橋は良く見ると仕種とか表情とか凄い可愛いくて上目使いなんてたまらないし女みたいに細くて小柄で色白くて軽いし、すぐに転ぶしドジだから変な男に誑かされそうなので俺がそばにいないと駄目だと思います。俺がずっと隣にいて守ってやろうと思います。

終り








「なー…花井、課題の作文出した?」
「提出期限今日までだろ?朝忘れずに出してきた。水谷、お前まだ出してねーの?」
「まだ書き終わってねーんだよぅ…」
「はぁあ?時間なんかいくらでもあっただろ。」
「だって…何かいていいか文貴わかんなくて…グスン。好きな人についてなんて恥かしくて書けないよぉ…しかも書いた作文、学年文集に載るんだろぅ…」
「馬鹿だな…お前…。先生の話良く聞いてなかったのかよ。好きな人っつったって家族のこととかでいいんだぜ?」
「マジで?」
「おー。俺無難に親父にしたし。みんなだって家族のことにしたっつってたしよ。なぁ阿部?」

「阿部も家族について書いたの~?お父さん?お母さん?」


「……………。」



「阿部、顔色悪くねぇ?」




「…………………は、花井…今の話、マジ?」

「嘘なんかついてどうすんだよ」


「あはっはっは…」

阿部は視線を泳がせて言った。

「俺、三橋について…書いて…出しちまった……」







阿部の想いが学年文集を通して三橋にバレるどころか全学年の生徒及び保護者の知ることとなるのはまた後の話…。

「ねー花井、花井!聞いてよっ。俺凄い発見をしちゃったかもっ!」

7組の休み時間。次の授業の準備をしていると、水谷文貴がやってきた。

「なに?」
「三橋って……実は凄い腹黒なのかもしんないっ」
「………はぁ?」

花井の書けていた眼鏡がズレ落ちる。またコイツは…何を言い出すのかと思えば……。三橋が腹黒い?どの辺が?あいつが変なのは明らかに素だろ。

「ジャジャーン!ここに証拠がありますっ!」

水谷は背中に隠していた一冊の本を取り出した。

「……男を夢中にさせる…三つの呪文?」

花井は眼鏡を掛け直して本のタイトルを読み上げた。

『男を夢中にさせる三つの呪文』


「昨日コンビニで見つけたんだよね…なんでもこの本によると…ある三つの言葉を自在に操れるようになれば、男をおもいのままに動かし自分に夢中にさせることができる…という悪女専門書…なわけです。」
「話が見えねーなぁ…。でなんなんだよ、その三つの言葉ってのは…」
「それがね…!」

水谷はもったいぶってゆっくりと唇を動かした。


・すごいね
・ドキドキする
・信じてる


「即ち褒めちぎって男のプライドを持ち上げて、やんちゃな男心を認めて心証を良くし、尚且あなただけが特別だという意志を伝えるという…これを言われただけで、男は皆コロッといっちゃうらしいんだっ!」
「そんなにうまくいくかぁ?いくらなんでもそんな単純じゃねーだろ男だって…。」
「じゃあさ…花井」
ペラペラとさして興味なさそうに本をめくる主将に向って水谷は言った。
「その三つの言葉を三橋が阿部に向って言ってるところを想像してみてっ!」
「三橋…?」







・あっ阿部君…は…す、すごい人だ…ぞ…

・おっ俺…阿部君といる…とドキドキしちゃって…そのっ…ぐすっ

・おっ俺は阿部君信じて…投げるだけっ…だからっ!








「…………………。」
花井は頭を抱えて机に突っ伏した。
「なっ?なっ?三橋が阿部にいっつも言ってることだろ?」
どうだと言わんばかりに水谷が言った。
「阿部の三橋に対する執着心からみても、この本すっげぇ当たってると思わない??阿部って三橋だけは特別じゃん!」
「た、確かに……俺今すごい納得しちまった自分がいた…」
ゴクッと花井は唾を飲んだ。「でも…三橋がわざとやってるようには見えないぜ?三橋は天然でやってるだけだろ?」
「あ~…確かにそうかも。三橋って…天然だよなぁ。無意識にせよ阿部をあんだけ夢中にさせてると思うと末恐ろしいよなぁ~」
「た、確かに……。」







二人は振り返って阿部の席を凝視する。阿部は前の授業から熟睡モードで、今もまたノートに顔を乗せたまま夢の中である。
「ん………みは……し」

モゴモゴと小さな寝言を吐いた阿部に、二人は軽く顔を合わせて噴き出した。


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